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住宅ローンの歴史とは?

今まで、いろいろと住宅ローンに関するお話をしてきましたが、基本的には現在の住宅ローンに関するものばかりです。今回は、毛色を変えて、日本の住宅ローンの歴史についてみてみましょう。

ウイキペディアによると、日本の住宅ローンには、100年以上の歴史があるそうです。

安田財閥の創設者である安田善次郎が1896年に東京建物を設立して、一般市民のための不動産金融を始めたことが、住宅ローンの発祥といわれています。したがって、公的機関や銀行ではなく、不動産会社が住宅ローンを始めたわけです。

それまでは、いわゆるいわゆる金貸しと呼ばれる個人金融業者が暗躍しており、一般市民が個人で住宅を建設したり、不動産売買をしたりする際の弊害になっていましたので、安田善次郎の功績は非常に大きいといえます。

当時の住宅ローンの返済期間は5年以上15年以内と規定されていたようです。

その後、阪急電鉄の創始者である小林一三は、阪急電鉄(当時は、その前身である箕面有馬電気軌道)沿線の付加価値を高める施策の一環として、事前に安く仕入れた土地に鉄道を通すことにより地価を上げ、住宅地として分譲したり、土地月住宅の月賦販売を行ったりしました。

これが、近代的な住宅ローンの始まりとも言われています。

当時は、土地を購入するといえば、資産家に限られていましたが、給与所得者などの中間層でも購入可能であったため、住宅所有者の幅が広がったようです。

その後、金融機関などによる住宅ローンが現れましたが、1970年代後半までは、現在のようないわゆる低金利、長期の個人向け住宅ローンはほとんどなかったようです。

1970年代前半に、「住宅金融専門会社」とよばれるノンバンクが設立されました。住宅金融専門会社は住専とも呼ばれ、個人向けの住宅ローンなどが一般的になってきました。

ただし住専はいわゆるバブル期に投機性の高い不動産を多く取り扱い、巨額の不良債権を抱え、いわゆる住専問題を引き起こします。

特殊法人住宅金融公庫は1950年に設立され、政策として住宅取得の推進が図れました。いわゆる公庫融資は、長期固定金利で民間の金融機関のよりも低金利であることから、住宅購入の際の資金源として広く普及していきました。

しかし、公的な融資が民業を圧迫しているという批判から、融資事業は縮小せざるを得ない状況になりました。

2007年には独立行政法人住宅金融支援機構が発足し、住宅金融公庫の業務を引き継ぎました。公庫融資は基本的には廃止され、民間機関と提携して住宅取得を推進する「フラット35」による証券化事業へと変わっていき、現在へ至っています。

こうしてみると、現在の住宅ローンのスタイルは、近年大きく変貌したといえます。

今後も景気動向などに左右されながら様々に変化していくと予想されます。

一度住宅ローンを組んだら、それで終わりというわけではなく、その後の住宅ローン動向にも注目しておくと、借り換えなどで得をするローンへ移行するなどの方法が考えられます。

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