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住宅ローンに地震保険加入は必須?

今回は、地震保険についてお話したいと思います。

住宅ローンに関連して、いろいろな思わぬリスクを低減するための保険として、代表的なものには団体信用生命保険や、火災保険などがあります。

今回の地震保険も住宅を守る、ひいては住宅ローンの破綻リスクを低減するための重要な保険です。

地震保険は、火災保険と同様に損害保険の一種です。地震が起きて、建物に被害が生じると、被害に応じた補償を受けることができます。

地震保険は、1966年に関連法案が成立し、スタートしましたが、加入率は非常に低いという状態でした。1994年にサンフランシスコで大地震があり、住宅が倒壊したり、橋梁が落ちたりしました。

その当時、日本では、「サンフランシスコ地震で倒壊したものは耐震性の低い建物や橋梁なのだろう。日本の耐震技術は高く、日本の建物はアメリカのように簡単に倒壊したりしないだろう。」という風に考える人が多く、地震保険の必要性はあまり認識されていませんでした。

一年後の1995年に兵庫県南部沖地震(いわゆる阪神大震災)が発生し、多くの住宅が倒壊しました。

多くの人は、日本の建物の耐震性が飛びぬけて高いわけではなく、大地震の際には建物が無くなってしまうリスクがあるということを認識しました。

また、地震時に多くの火事が発生し、火災により家を失った人も多かったのですが、地震が原因で火災が起きた場合、火災にもかかわらず火災保険では補償されません。

このときも地震保険に加入していて、初めて補償を受けることができます。

このような状況を目の当たりにして、地震保険の必要性が再認識され、阪神大震災以降、地震保険へ加入する動きが広まりました。

地震保険への加入が進んだとはいえ、火災保険に比べると、加入率はまだまだ低いのが現状です。地震保険の現状の問題点は、大きく次の2点だと思われます。

1点目は、地震保険は、建物の時価額の30〜50%程度が補償の上限であるということです。火災保険のように新価(再調達価額)の100%を補償してくれるわけではありません。

建物時価額の30〜50%程度ということは、新価に対してはもっと少ないということです。つまり、地震保険に加入していたとしても、地震保険だけで住宅を再建することはできず、再建価格の半分以上は新たに用意しなければなりません。

2点目は、地震保険は単独で加入することはできず、火災保険とセットで加入しなければないということです。ですから、火災保険はA社で、地震保険はB社で、などと選択することはできません。

うちの建物は耐震性が高い○○工法だから地震がきても大丈夫と思って、地震保険に加入しない人も多いと聞きますが、例えば、地震時に建物が平気だったとしても、隣家が地震時に火事になり、延焼して全焼などのときに火災保険だけでは、全く補償されません。

再調達価額が全額戻ってくるわけではありませんが、万一のとき補償額がゼロという最悪の事態は回避できます。

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