• HOME
  • 定期借地権と土地購入を比較

住宅の定期借地権と土地購入でお得なのは?

今回は、定期借地権を利用して建物を購入する場合と土地付きで住宅を購入する場合について、費用面からどちらが得か検討してみたいと思います。

定期借地権は、住宅を建てるための土地を安く手配することができますが、いろいろと費用もかかります。

まず、定期借地権を行う際に、一時金が必要です。その一時金については、契約が終了した際に無利息で戻ってくる「保証金」と、契約終了後にも戻ってこない「権利金」の2タイプがありますので、契約時にどちらの方式なのか、確認しておくことが重要です。

一般的には、保証金タイプの方が多いようです。

また、借地という名の通り土地を借りているわけですから、いわゆるレンタル代金を支払わなければなりません。これは、月々決められた額を土地の持ち主に対して支払います。

定期借地と土地を購入するのとどちらが得なのでしょうか?

平均的なモデルケースで検討してみたいと思います。

前回お話しした国土交通省の「平成21年度 定期借地権付住宅の供給実態調査報告書」によると、保証金の平均値は約580万円とのことで、土地価格に対する保証金の比率の平均値は17.7%だそうです。

そこから、土地価格の平均値は580万/17.7×100=3,277万円程度だとわかります。

また、毎月支払う地代の平均値は、土地価格に対する年額の地代の平均は約1.2%とのことなので、3277万×1.2/100=39.3万円となります。

仮に50年の定期借地を申し込んだと仮定すると、39.3万×50=1,965万円が土地の借地代ということになります。

保証金は無利息で変換されるので、月々の借地代以外に必要な代金は、定期借地が終了した際に、更地に戻すために、建物を解体する費用になります。

建物の解体費用は、建物の大きさによって変化すると思いますが、ざっくり100〜150万程度だといわれているので、間を取って125万円だとしましょう。

すると、1965万+125万=2,090万円が土地の借地に関して必要な費用ということになります。この場合、定期借地が終了した段階で、残る資産はありません。

では、3,277万円の土地を購入した場合を考えてみましょう。頭金として2割供出したとして、頭金が655.4万円で、残りの2621.6万円を住宅ローンとして組む必要があります。

フラット35を利用して、年利3%で35年をかけて返済したと仮定すると、総返済額は4,239万円になります。

土地の資産価値に変動がなかったとすると、土地の価格は変わらず3,277万円なので、土地取得に関する支出は4239万−3277万=962万円となります。

支払う金額と資産として残る金額の収支だけを考えると、平均的なモデルに対しては、土地を購入した方が得だと言えます。

しかし、どちらを選択するかは、金額の問題というよりライフスタイルの問題なので、自分にあった選択をする必要があると思います。

住宅ローン審査落ちたくない方におすすめランキング!